泥川から渓流まで

主に釣りブログ。
近所の泥川から遠くの渓流まで
魚が釣れればどこでも楽しい!
たまーに登山。ごくたまーにご飯。

【奇行譚】私の人形は良い人形

季節も夏ですので

少し過去のお話ですが、以前他の某SNSに書いた話を

こちらにも転載させて頂きまっす。




あれは春の日差しも暖かい4月。

我々は車の中で、その暖かい日差しに照らされ

実に和やかに話していた。


そう....

これから恐怖が待ち受けてるとも

知らずに....




前日、僕はある人物(Y氏)にメールをした。


僕 『お久しぶりー

  最近どう?』


ほどなく返信が来る。


Y 【おう!久しぶりやん

  元気してるで!】


ほぅ...元気なのか。

そりゃ好都合!!!(゚∀゚)!!!


僕 『明日さー 休みっしょ???』


期待を胸に返信


Y 【おう!休みやで

  どうした?】


にんまり笑う。


僕 『明日さー 楽しいところ行こうよ!』

Y 【ええけど どこやねん?】

僕 『まぁー楽しみは明日にとっときー』


ってことで待ち合わせ場所を決めて

強制的にメールを終了。


もう1人(P氏)にも同じ要領で連絡を取り

予定を取り付けた。



なんて暇な奴等なんだ。



ここで少し説明しよう。

僕が騙して(?)まで行きたかった場所。

それは

和歌山県は加太にある『淡嶋神社』


そこは神社仏閣の多い関西に措いても

少し特殊な神社。

なんと人形供養の神社なのである。


誰しもが1度は聞いた事があるだろう

【髪の毛が伸びる市松人形】

それがある神社(らしい)


らしいと言うのは

実際、人形の数が多すぎて

どれが髪の毛伸びるねーん!状態なのである。


どうやら3月3日には

奉納された無数の人形を流すという【雛流し】という

イベントをされてる模様。


実際に人形を船に乗せて

海に流すという行事らしいのだけど

流す真似 なのか 本当に流してしまうのか

そこは定かじゃないけど....


いやむしろ

流していいの....?



まぁそんなちょっと特殊な神社



当日

天王寺駅で待ち合わせてY氏の愛車で

加太へGOGO!

幸運にも天気にも恵まれて、まさに人形日和よね★と

ほそく笑むアタクシ。

ここで目的地を初めて告げた。


Y 【で?どこ行くねん??】

僕 『えっと 加太までどうぞー』

Y 【は?加太??】

僕 『うん!加太の淡嶋神社ってとこやで★』


生き生きとした僕の口調を察して

P氏が敏感に反応


P 【お前が嬉しそうな口調で話してるってことは

  ろくな場所じゃないやろ....】

僕 『まぁ気づくの遅いっしょ』

Y&P 【・・・】


ってことで一同、加太へ向かうことに


途中、なぜか人気の和菓子屋へ寄ったり

道の駅へ寄ったり

海釣り公園で釣れてない人等を笑ったり(失礼)しながらも

遠足気分で加太へ無事に到着。



しかーーーし

想像と違う!


神社の参道には

お店がいっぱいあるし!


それより何より




人 い っ ぱ い や ん け (゚Д゚)




人形供養って言うくらいだし

もっとこうーおどろおどろしいー禍々しいーのを

イメージしてたのに!


なんだこの観光地っぽい雰囲気は!!!

しかも若いお姉さんいっぱい!


なんだか1人でがっかりしながらも

参道を通り神社へと向かった。




鳥居をくぐった瞬間に鳥肌


まさに人形!

どこを見ても人形人形人形

いっせいに無数の人形が迎えてくれる。


雛人形もあれば市松人形、五月人形等々

中にはフランス人形なんかの

ドレスを着たのまでいる。


その人形たちが整然と神社に並んで

こちらを見ている。

廊下に置ききれないものは

地面に綺麗に並べて置かれている。


これには圧巻!


異様と言うのか壮観と言うのか....



P氏と僕は2人して

思わず自分の腕をさする。

鳥居をくぐってから異常に鳥肌が立つのだ。


一方のY氏、全く気にせず【すごい数やなー】と

のほほんとしてる。


こいつは本当に...なんと言うか....



とまぁ本殿でお参りした後に

境内の色々な場所を回る。


なんとこの神社

意外にも敷地が広く いくつかの社があるのだ。


しかも人形だけではなくて

招き猫やぬいぐるみ、果ては木彫りの熊さんまで!

福助やお面までも奉納されている。

何でもある。

まさに人形のConvenience Store!


社も色々とありご利益も色々とある。

金運向上 交通安全 開運厄除 子宝祈願から学業まで

まさにお守りのConvenience Store!


しかも絵馬を掛ける社?には

なぜかパンチーが....!


え?と思ってると

ここにもパンティー あそこにもパンティーと

絵馬に混じってビニール袋に入ってる

無数のパンティーが奉納されている。






は.....(゚Д゚)?






と、ここで謎が解けた。


どうやら

若いお姉さんが多いのは

ここが元々は女性の病気や子宝の神社だから!


我々は間違ってたのだ!

ただの人形神社だと思ってたんだけど

本当は子宝祈願の神社。


どうりで男3人でうろちょろしてたら

ちらちら見られてた訳である....




The 場違い




そんなこんなで

我々は淡嶋神社を後にしたのであった。


いやー楽しかった。







と、まぁここで終わってるんですね。






で!






その時の写真(ずらーっと人形が並んでるやつね)2枚ほど載せてたんですけど

それを見た方から

『頭がいたくなる』とか『怖い』とか

『人形の視線を写真から感じる』とか

果ては『あなた、大丈夫なんですか?』とか

お、おいおい ほ、ほんまかよ....!?ってコメント(クレームとも言う)を多数頂きました。


僕自身は全く何も感じなかったんですが

その写真、ここにも貼ろうと思って探したんですが

んーーー その写メだけ再生できんのですね。真っ黒で再生できません。

他のはあるのに、そいつだけダメ。



やっぱ奴ら、流されたんであろうか....。




×

非ログインユーザーとして返信する